鑑定士のひとりごと

パリ紀行(その2)

昨夜は午後10時ごろ就寝。夜中からうつらうつらとしていたが6時半ごろに起床し洗面を済ましフロントにキーを預けてホテルの近くを散歩する。ホテルを出て間もなく同じように散歩していた息子と出会う。息子と近くのスーパーでサンドイッチとジュースを買い食べながら散歩を続ける。

晴天で朝の気温は16~7度ぐらいだろうか、湿気もなく快適で日本の初秋を思わせる。

息子がこのまま凱旋門の方まで歩いて行ってみようというので地図も持参しておりホテルに帰っても特にどうということもないのでセーヌ川に向かって2人で歩く。

地図を見るとホテルからセーヌ川まで約1.5キロ歩いて20分程度だ。昔からの建物と相まってセーヌ川沿いは実に景色がいい。川に沿って20分程度歩くとパリ発祥の地シテ島に堂々と建つゴシック様式のノートルダム大聖堂が見えてきた。セーヌ川越しに見る大聖堂はこれまた何とも言えないほど美しく威厳がある。

ここはパリなんだということを改めて感じる。

大聖堂の傍のカフェでトイレ休憩も兼ねてコーヒータイムにする。同じくシテ島にある最高裁判所を横目に見ながらルーブル美術館へ。ここまでまた休憩を入れながら時計を見たら10時ごろだ。

美術館は後日入るということにしてそこからチュイルリー公園を通ってコンコルド広場へと進む。コンコルド広場の中央にはエジプトから贈られたというオベリスクが建つ。聞くところによるとフランス人の考古学者が古代エジプト文字を最初に解読したのでそのお礼の気持ちを込めてこのオベリスクを贈ったということである。

コンコルド広場はフランス革命直後、マリーアントワネットをはじめ1000人以上の人がギロチンにより処刑されたことでも有名である。1795年そんな血生臭い記憶を拭い去るために調和を意味する「コンコルド」広場と改名されて現代に至っているということだ。

今ではこの辺りは緑も多く人工池や噴水もあり観光客や市民が憩うのにはうってつけだ。ベンチやイスもたくさんある。そこで一息入れていよいよ凱旋門までの全長約2㎞あるシャンゼリゼ大通り(道幅は50メートルぐらいだろうか)を歩く。

マロニエとプラタナスの街路樹が綺麗だ。両側には世界的に有名なブランドショップやカフェが軒を連ねる。さすがに「ルイヴィトン」は通りのほぼ中央部の角地、立地条件が最高のところにある。

シャンゼリゼと命名されたのは18世紀初頭、シャンゼリゼとは日本風に言えば「極楽浄土」という意味らしい。ナポレオンが戦いに勝利したことを讃えるために建てられた凱旋門が間近に見えてくる。近くで見るとさすがに大きい。凱旋門の上の方に人が小さく見える。上がれるらしいので地下通路を通って門の足元まで行ってみたがチケットを買う為の行列ができている。上がってパリ地内を見たいとも思ったがやめにした。

午後からは乗り降り自由の2階建ての観光バスに乗る.天気も快晴で2階はオープンになっておりイヤホンで日本語によってガイドしてくれるのでパリ市内の概要をつかむのにはうってつけだ。料金は1日パスで33ユーロ、2日パスで37ユーロである。2日も乗らないだろうと思い1日パスにする。

バスは凱旋門を出発して今通ってきたシャンゼリゼ通りを抜け1900年にパリ万博のメイン会場となったグラン・バレ国立ギャラリーを右に見てセーヌ川を渡りエッフェル塔を目指して走る。

エッフェル塔の北東側のトロカデロ広場から望むこの塔は背後や周りの景色、青空までも借景にしてお見事、まさに圧巻である。

その後バスは芝生が広がり市民や観光客の憩いの場となっているシャン・ド・マルス公園の中を通りぬけナポレオン1世の墓所となっているドーム教会の横を通り再びセーヌ川を渡ってコンコルド広場へと向かう。

それからバスはルーブル宮殿の北、商業、金融、ビジネスの中心地であるオペラ座周辺を通って赤い風車とフレンチ・カンカンで有名なムーランルージュの前を通りモンマルトルの周辺を回りながら再びオペラ座の前まで帰ってきた。

ここで取り敢えず下車しメトロでいったんホテルに帰り一休みしてから夕食を食べることにした。

歩き回ったり、バスで市内観光したりと結構ハードだったが初日としては効率もよく収穫の多い1日だった。

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