こんにちは。今回は和室(7.5畳)の畳をフローリングに変えてみました。
これが今回フローリング化する和室です。
今回用意したもの:根太(30mm×40mm)、発泡プラスチック系断熱材、コンパネ、フローリング材(無塗装杉無垢)
今回は撤去した畳の厚さが55mmでしたので、根太(30mm)+コンパネ(12mm)+フローリング材(15mm)=57mmで材料を用意しました。最終的に床面が高すぎて段差が出来たりするのを避けるため、材料購入前には部屋の寸法、床の高さ等をしっかり把握することをお勧めします。私はホームセンターでカットしてもらっていたのですが、微妙に寸法が合わなくて現場とホームセンターを何度も往復する羽目になってしまいました。(これに嫌気がさして、後日丸ノコを導入しました)
まずは畳の撤去です。畳の下には合板が敷かれていました。
写真の様に、合板の上に、根太(40mm)⇒断熱材(450mm)⇒根太(40mm)⇒断熱材(450mm)と敷き詰めていきます。根太はインパクトドライバーを使って木ねじで固定していきます。断熱材は置いているだけです。
断熱材はホームセンターで幅450mmにカットしてもらいました。発泡プラスチック 製なのでカッターで簡単に加工することも可能です。断熱材は必ずしも必要ではないですが、費用もそんなに掛かりませんし、敷くだけで冬の底冷えが緩和される事を考えると、この際に導入することをお勧めします。
敷き終わった状態がこちら。
次に、コンパネを敷き詰めていきます。更に、根太がある部分に目印をつけて、根太とコンパネを木ねじで固定していきます。
コンパネを敷き詰めた状態がこちら。購入した材料の寸法さえ合っていればここまではスムーズに進むかと思います。
次に、コンパネの上にフローリング材を張っていきます。今回は、知り合いの建材屋さんより久万高原町産の杉無垢材を超特価で譲っていただきました。
作業に没頭しすぎて途中の写真を撮影し忘れてしまいました・・・こちらのサイトでフローリングの張り方について丁寧に説明されています。私もとても参考にさせていただきました。
フローリングを張り終えたものがこちら。杉を選んで正解でした。殺風景な和室が、温かみのある明るい空間へと変身しました。素足で歩きたくなります。
無垢材は外気の湿気の変化により伸縮があるため、ギリギリに敷き詰めてしまうと突き上げ等が起こりかねません。写真のように5mm程度の隙間を開けて割り付けを考える事をお勧めします。なお、隙間が空いてしまった部分は巾木で隠します。巾木ができない部分は木工パテで隙間を埋めました。
フローリング張りは完了しました。そのままでも快適に生活できると思いますが、無塗装の無垢材は汚れに弱いため、何かしらの塗装が必要とのアドバイスを受けました。
さんざん悩んで今回使用したのがこちらの「ワトコオイル」。
ウレタン系のニスの方が防汚効果が高いとのことでしたが、自然な風合いと肌触りを活かすため、今回はオイル系の塗料を選択しました。色はダークウォルナット。
刷毛で塗っていきます。
塗り終わった直後がこちら。テカテカしています。木の風合いが失われないか心配です・・
30分程度放置して、オイルを布で拭き取った状態がこちら。なかなかいい感じです。木の風合いもばっちり生かされています。
木材が余ったので、階段を上った廊下部分(フローリング)にも杉板を張っていきます。
慣れたもんで、あっという間に完成。
杉は柔らかいので、加工が容易で、端っこの隙間部分も丁度良い木材をはめ込むことが出来ました。細かい隙間は木工用パテで埋めて行きます。
最後は残ったワトコオイルで仕上げました。
[評価(5点満点)]
出来栄え:3
コストパフォーマンス:2(材料費だけで約5万円)
難易度:4
総評:素人仕事なので、細かい部分で雑な施工が目立ちます。杉の無垢材は歩いていると温かみを感じ、風合いも良いので大変満足しています。ただ、仕上げに使ったオイルの色をもう少し明るめにすれば良かったと思っています。経年によって味が出てくるのが無垢材の良さかと思いますので、これから先を楽しみにしています。