こんにちは。 今回は和室(7.5畳)の砂壁に天然塗り壁材を塗ってみました。
これが従前の和室。畳・襖が日焼けしているせいか、暗~いイメージです。この砂壁に塗り壁材を塗っていきたいと思います。今回使用する塗り壁材はその名も「ひとりで塗れるもん」です。知り合いの建材屋さんに勧められた商品なのですが、調湿性能を有し、素人でも塗り易い様に改良されたものらしいです 。撹拌済みで届いてすぐに塗る事が出来ます。(私は経験がないのですが、粉状の漆喰に水を入れて撹拌するのはものすごく大変な様です)
先ずは用意するもののご紹介。左上から各種左官コテ、ひしゃく(おたまでも可)、養生テープ、左官用コテ受け台、そして、画像はないですが、ひとりで塗れるもん22kg、11kg(各1)、シーラー塗り用のローラーです。
初めに、塗り壁材が付着したら困る柱、床等を養生していきます。この養生作業は地味で面白くありませんが、仕上がりを左右する重要なポイントです。私は性格が大雑把なので大変苦手としています。柱部分にはマスキングテープを隙間なく貼り、床部分には布マスカーテープを敷きました。
養生が終わったら砂壁をシーラーで固めて下地処理をしてやります。必ずしも下地処理の必要はないみたいですが、砂壁が劣化して触ったらポロポロ落ちてしまう場合等は、今回のようにシーラーで固めるか、砂壁を剥ぎ落すかした方が良いと思います。
2時間ほど放置して、シーラーが固まったらいよいよ塗り壁材を塗っていきます。左官用コテ受けに塗り壁材を乗せて、コテで大胆に塗っていきましょう。塗り壁材が薄いと砂壁の色がうっすら表れてしまいますので、厚めに塗った方が良いです。端っこの部分が塗りにくいので、細かい部分はハケ等を使っても良いです。
妻と二人で約2時間程度で塗り終わりました。久々の愛の共同作業とかいうやつです(笑)
今回は厚塗りしすぎたせいで、一部塗り残しが生じてしまいました。
せっかくなので、差し色でアクセントをつけてみようと思い、塗り残し部分には青系の塗り壁材を使用してみました。色のラインナップが豊富なのも「ひとりで塗れるもん」の魅力です。
余った塗り壁材でトイレを塗ってみました。清潔感のある青が好印象です。
[評価(5点満点)]
出来栄え:3
コストパフォーマンス:3
難易度:3
総評:養生が甘かったため、細部の仕上がりが雑になってしまいましたが、全体的に明るいイメージとなりました。コテ跡もいい味出してます。材料費は塗り壁材とシーラーで2万円程です(別途コテ代等)。コテ跡のパターンを考えながら塗るのは楽しかったです。使用した塗り壁材の伸びも良く、意外と簡単に濡れました。(塗っていると服は確実に汚れます。捨てても良い服で臨みましょう)